医師、看護師、救急救命士や消防士が中心となり、運動イベントで救命活動を行うボランティア団体「Reinan Reihoku Emergency Messenger(嶺南・嶺北緊急メッセンジャー)」は略してREM。昨年4月に活動を始めた当時は、メンバーがわずか11人だった。だが現在は滋賀県、富山県、静岡県など県外からの参加者も増え、100人を超える大所帯となっている。(伊藤隆平) AED(自動体外式除細動器)の有効性を国内に広めた河村剛史医師が昨年三月、美浜町で講演した。同町東部診療所で医師をしていた白神悟志氏と、敦賀消防署の志賀一成さん(39)がこれを聞き、県内でもAEDを活用できないかとREMを立ち上げた。代表には志賀さんが就いた。 志賀さんには苦い思い出がある。敦賀半島の西岸で毎年開かれる五木ひろしマラソンでの悲劇だ。五千人以上が参加した一九九六年、志賀さんは職務で現場にいた。楽しいはずのレースだったが、大阪市の男性(当時十九歳)が走行中に心臓に異常を起こして亡くなった。 「あの時AEDがあり、迅速な心肺蘇生(そせい)が行われていれば助かっていたかもしれない」 志賀さんは唇をかみながら振り返る。REMを結成する決意にもなった。 REMの主な活躍の場はマラソン大会。目立つ赤いジャンパーを着用し、AEDを常備して自転車でランナーの横を走る。バレーボールや水泳大会にも参加し、不測の事態に備えている。 運動イベントの参加者や、ホームページの活動記録を見た人が加わり、一年半でメンバーは十倍に。中には、非番の日に精力的に活動を行う敦賀署員(53)もいる。 四月の福井駅前マラソンなどこれまで八つのマラソン大会に参加しているが、幸いにもAEDを使うような事態はまだない。「それでも気は抜けない」と、最悪の事態を経験した志賀さんは真剣な顔で話す。

REMのメンバー=美浜町で |
総勢100名ものボランティアの方々の参加は、凄いですね。札幌でもこうしたサポート活動が有れば是非とも参加したいと思います。
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