| 適切な応急処置が人命救助につながったとして、飯塚地区消防本部は6日、飯塚市相田、会社員、中島雅彦さん(48)に感謝状を贈った。崎山博消防長は「応急処置をするのは勇気がいること」と中島さんをたたえた。【伊藤奈々恵】 中島さんによると、6月2日午後4時50分ごろ、近所で犬の散歩をしていると、道端に男性(74)が座り込んでいた。近づくと、男性は突然前のめりに倒れた。顔は真っ青で息苦しそうだった。 即座に119番。ところが、救急隊はすべて遠方に出動しており、すぐには来られない状況だった。 男性は呼びかけに反応しなくなっていく。中島さんは電話で救急隊から説明を受けながら心臓マッサージを開始。「呼吸してくれ」。祈りながら、男性の胸を押し続けた。 救急隊が到着した時は通報から既に15分が経過していた。だが、隊員がAED(自動体外式除細動器)で電気ショックを与えると、男性の心拍は戻り、搬送中に呼吸も回復してきた。男性は1カ月ほどで退院したという。 松岡修司救急係長は「中島さんの心臓マッサージがなければ、男性は助からなかった。命のバトンを渡してもらった」と話す。 中島さんが心臓マッサージを続ける間、通りがかりの女性が男性の脈をとった。「タオルをもってきましょうか」などと声をかける人もいた。近くを通った中島さんの長男(22)も手招きで救急隊に場所を知らせた。10人以上の人たちが現場に集まり見守った。 中島さんは「たまたま私が感謝状をもらったけれど、まわりの人の協力があって助かったのだと思う」と話していた。 http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20091007ddlk40040356000c.html
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