石巻市 「心肺停止だ 急げ!」 連携で的確操作/ 石巻市総合体育館で5月、運動中に急性心筋梗塞(こうそく)で倒れた市内のお年寄りに、体育館職員らが自動体外式除細動器(AED)で救急処置をし、命を救った。石巻地区消防本部によると、石巻地方で医療従事者や消防職員以外の人がAEDで人命を救助したのは初めてという。 救助したのは、市教委体育振興課の松崎泰政さん(41)、阿部昭文さん(50)、青山裕一郎さん(44)ら。 消防本部と体育振興課によると、5月15日午前11時ごろ、体育館で卓球をしていた市内の70代の男性が休憩中、突然意識を失って倒れた。 一緒に卓球をしていた人の知らせで松崎さんが駆け付け、心肺停止を確認。たまたま居合わせた女川消防署の中里清次郎さん(52)が心臓マッサージと人工呼吸を施す間、阿部さんがAEDを用意、青山さんが119番通報を指示した。 松崎さんと阿部さんが男性にAEDを装着、スイッチを押して電気ショックを与えると、男性は脈が戻り、みるみる顔色が回復したという。間もなく救急車が到着し、男性は市内の病院で手術を受けた。 男性は12日後に退院し、体育館を訪問。生活に支障がないほどに回復し、九死に一生を得たことを感謝したという。 職員3人は、消防本部の普通救命講習会(3時間)を受講していた。松崎さんは「無我夢中だったが、マニュアル通りに行動した。中里さんがいてくれ、心強かった」と振り返る。 消防本部警防課は「患者の貴金属を外すなど、正しい使用法が身に付いていた。患者の観察、通報、AEDの用意など、職員の連携が素晴らしかった」と話す。 石巻地方で救急隊員がAED処置で助けた事例は、昨年2月と10月に2件。50代と40代の男性が処置を受け、いずれも社会復帰している。 http://www.sanriku-kahoku.com/news/2009_06/i/090610i-AED.html
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