子どもが高いところから転落してけがをしたり、家庭内でやけどをしたりする事故があとを絶ちませんが、実際の事例の情報を集めて事故防止に生かそうという国際シンポジウムが東京で開かれました。 独立行政法人の科学技術振興機構が都内で開いたシンポジウムには、日本やアメリカなどの各国の研究者が集まり、子どもの事故をめぐる最新の研究や取り組みについて発表しました。このうち、オーストラリアの研究者は、政府が子どもを含む年間十数万件のけがや死亡の事例を集めて公開している取り組みを紹介し、社会に対策の必要性を訴えるにはこうした取り組みが有効だと強調しました。また、産業技術総合研究所のグループは、部屋の中でセンサーをつけた乳幼児に遊んでもらい、けがにつながりやすい場所や行動を分析する研究や、過去に起きた事故の状況をコンピューターグラフィックスを使ってわかりやすく説明する取り組みを紹介しました。研究グループによりますと、乳幼児のけがの主な原因は、転倒や転落、誤飲、それにやけどなどで、近くに保護者がいる場合にも起きています。日本小児保健協会事故予防検討会委員長の山中龍宏さんは「保護者が注意するだけでは、子どもの事故を防ぐことはできない。情報を集約する仕組みをつくったうえで、医療機関や企業などが連携し、安全な製品作りなどの対策を進めていく必要がある」と話しています。 http://www3.nhk.or.jp/news/k10014108231000.html 子どものけが 検索ソフト公開 家の中や公園の遊具などの身の回りで、子どもが体のどの部分にけがをしやすいか、簡単に検索できるソフトが開発され、11日からインターネットで公開されました。事故防止に役立つものと期待されています。 このソフトは、産業技術総合研究所のグループが、東京の国立成育医療センターの協力を得て、2543人の子どものけがの情報を基に開発しました。インターネット上でソフトを開き、年齢や事故の種類、事故が起きた場所などの条件を選ぶと、画面上の子どもの全身画像にけがをしやすい場所が色で表示されます。赤がもっともけがをしやすく、黄色、緑、青になるに従って、ケガをする頻度が少なくなります。例えば、公園の「遊具」と入力すると、最もけがの多い場所は後頭部とわかります。子どもは頭が重いため、滑り台のはしごなどから転落して後頭部をけがする事故が多いということです。このソフトでは、「寝返りができる」「はいはいができる」などの子どもの発達段階による検索も可能で、条件の組み合わせを変えることで、さまざまなケースでのけがのしやすさを知ることができるということです。研究グループのリーダーの西田佳史さんは「どこに、どんな危険が潜んでいるのかを知って、家の中や公園の遊具などによる事故防止に役立ててほしい」と話しています。(インターネットのアドレスは以下のとおり)http://www.cipec.jp/#/project http://www3.nhk.or.jp/news/k10014101961000.html キッズデザインの輪 http://www.kd-wa-meti.com/index.html
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