心臓病などで心肺停止となった人を、現場に居合わせた市民が自動体外式除細動器(AED)で応急手当てしたケースが2007年に14件あったことが、市消防局の調べで分かった。AEDは04年7月から医療従事者以外の市民も使用できるようになったが、翌05年はゼロ、06年は4人で、大幅に増えたことになる。 市消防局は「市民の応急手当てに対する意識の高まりが心肺停止患者の救命にも表れてきたのではないか」と分析している。 市消防局によると、07年に心臓病で心肺停止になった人を市民が目撃、救急搬送された例は405件。その場で市民がAEDを使った14件のうち42・9%に当たる6件で1カ月後も生存していた。使用しなかった391件の1カ月後の生存は11・5%の45件にとどまった。 AEDによる救助で1カ月後に社会復帰したケースはうち4件の28・6%で、不使用の場合の比率の4倍以上だった。 1カ月以上生存していた6件の内訳では、地下街や電車の車内、ホテル、老人福祉施設で居合わせた職員がAEDを使用したケースが4件、たまたま現場にいた看護師が使って成功した例が2件。 医療機関などを除く、駅や学校などの公共施設のAED設置台数は07年度末時点で412台となっている。 http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090129/CK2009012902000043.html
|