塩尻市広丘吉田の宿泊施設「クア・アンド・ホテル 信州健康ランド」で今月上旬、脱衣所で心肺停止状態になった中信地方の30代男性を社員が自動体外式除細動器(AED)を使って命を救った。 信大病院の高度救命救急センターによると、医療に従事していない人がAEDで患者の意識まで戻した事例は珍しい。同社は毎月、社員やテナント従業員にAEDの使い方と心肺蘇生(そせい)法の訓練をしており、緊急時の対応に生かされた。 http://www.shinmai.co.jp/news/20081227/a-5.htm 塩尻市広丘吉田の宿泊施設「クア・アンド・ホテル 信州健康ランド」で今月上旬、脱衣所で心肺停止状態になった中信地方の30代男性を社員が自動体外式除細動器(AED)を使って命を救った。信大病院の高度救命救急センターによると、医療に従事していない人がAEDで患者の意識まで戻した事例は珍しい。同社は毎月、社員やテナント従業員にAEDの使い方と心肺蘇生(そせい)法の訓練をしており、緊急時の対応に生かされた。
同社総務課の芦沢哲さん(27)によると、男性は1階の大浴場の洗い場付近で倒れた。従業員や入浴客が脱衣所に運び出し、芦沢さんらがAEDで電気ショックを与えた。その後、芦沢さんが心臓マッサージを繰り返したところ、男性が呼吸を再開した。
同社は2005年から毎月、松本広域消防局の訓練を受けた「応急手当普及員」が、社員やテナント従業員らにAEDの使い方と心肺蘇生法を教えている。26日にも訓練があり、19人が参加。ダミー人形に心臓マッサージを施しながら、AEDの電極パッドを右前胸部と左側胸部に張り付け、心電図の解析、電気ショックという一連の流れを学んだ。
同センターによると、県内では非医療従事者によるAEDの装着例が11件確認されている。うち5例で心臓が動き、そのうち今回を含む2例で意識も戻った。岩下具美・同センター診療准教授(44)は「AEDが市民の間に広がり、これまでなら助からなかったかもしれない人の命が救えるようになってきた」と話す。
岡元和文・同センター長(59)によると、米国では人工呼吸をせずに心臓マッサージだけをする方法が広がっている。「きちんと空気が入っていない人工呼吸よりも胸骨圧迫をきちんと集中してやる方が効果的」と指摘する。
芦沢さんは「息を吹き返した時は涙が出るほどうれしかった。救助中は無我夢中だったが、繰り返しの訓練が役に立った」と話している。 http://www.shinmai.co.jp/news/20081227/KT081226SJI090008000022.htm
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