| 「家族が倒れ、意識がない」「子どもが夜中に急に熱を出した」-。こんな場面に遭遇したとき、手助けになるのが救急救命・応急処置の知識。救急医療現場の人手不足を背景に、播磨地域各地に普及活動が広がっている。行政が催す講習会だけでなく、ボランティアグループが出張講座を開くなど、多彩な内容で取り組んでいる。(片岡達美、松井 元) 「意識がない場合、周りに人がいるときは一一九番通報を頼みましょう。救急車が到着するまでの間に使うと有効な、自動体外式除細動器(AED)の使い方は知っていますか?」 姫路市砥堀のコープ姫路砥堀店で九月末、乳幼児とその母親の交流会「コープ子育てひろば」が開かれた。 応急手当普及員の浜西弓子さん(39)と石川陽子さん(51)が、人形を使い、心肺蘇生(そせい)法や、異物を飲み込んでしまった際の吐き出させ方、急病時の判断の仕方などを教えた。 姫路市では保健所が、毎月市内三カ所で行う六カ月児子育て教室で、栄養指導などと合わせて指導する。すこやかセンターでも子育て学習プログラムの中で、講義の一環として応急手当を教えている。 また、加古川市加古川町木村の市立加古川幼稚園は、保育時間中に救命講習を受けてもらい、全体の八割近い六十七人の母親らが市民救命士の修了証を取得した。高砂市でも来月、市子育て支援センターで、子育てサークルの参加者を対象に、AEDの取り扱いなど救命処置の講習会を開く。 背景には、近年、問題となっている救急医療の不適切利用が挙げられる。多くの講座が、医療崩壊を防ぐため、正しい医療知識の普及を目的にしている。 加古川夜間急病センターが四月から午前零-六時の小児科診療を休止。これを受け、加古川市の東加古川子育てプラザが、若い母親向けに子どもの病状を判断する講座の開催を検討している。 http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0001513911.shtml
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