三田市立施設にある自動体外式除細動器(AED)について、市は原則として屋外に移設することを決めた。新設分を含め、本年度中に約五十台を配備する。今年五月、市内の中学校体育館で女性が心肺停止状態となった際、AEDが施錠された校舎内にあり、使えないという事例があったためで、市は「救命の可能性を高めたい」としている。 市は二〇〇六年度から公共施設にAEDを導入し始め、現在、市役所や市民センター、小中学校などに二十九台を設置。盗難や水損を防ぐため、いずれも屋内に置いている。 ところが、中学校体育館で女性が倒れた際は、休日だったため、AEDのある校舎内に立ち入ることができなかった。女性は病院に搬送されたが、数日後に亡くなったという。 市は、建物の構造上、屋外の設置が難しいまちづくり協働センターの一台を除き、二十八台を屋外に移すことを決めた。うち、市役所などの四台は、飲料水の自動販売機と一体型にする。移設費用として、約百七十四万円の補正予算案を市議会九月定例会に提案する。 また、本年度中に小学校などに新設する二十一台はすべて屋外に置く。市健康増進課は「管理上の問題はあるが、いざというときに使えることを優先したい」としている。 http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001331184.shtml
|