北上市の特定非営利活動法人(NPO法人)フォルダは6月1日から、自動体外式除細動器(AED)の無料貸し出し事業を始める。民間企業から協賛金を募りAEDを購入、地区運動会や老人クラブの会合に貸し出す。行事が開かれる市内の小中学校や地区交流センターは予算不足もあり設置ペースは鈍い。関係者は「イベント時に安心を実感してもらい設置の追い風にしたい」と期待する。 NPO法人がAEDの貸し出し事業をするのは県内初。「みんなでもちあいAED作戦」と題して、民間企業から年5万円(3年契約)の協賛金を募り、1台約30万円の購入費に充てる。1台からスタートし、3―5台の運用を目指す。 協賛企業に対しては、フォルダスタッフのポロシャツに企業ロゴを入れるなどの広告宣伝をする。これまでに保険代理店のMSA保険(同市さくら通り)と、AED販売も行っている医療ガス・在宅医療サービスの北良(同市堤ケ丘)が協賛を決めた。 フォルダはスポーツや健康分野の講座を年間200回以上開いている。小中学校や地区交流センターではPTAや老人クラブのイベントが多く開かれており、年間20回の貸し出しを想定している。 北良の笠井健常務(34)は「フォルダは地域密着のスポーツイベントを開き、AEDを必要とする団体へのアピール度も高い」と協力を進める。 同市の全27小中学校のうち、AEDを設置しているのは、黒沢尻北小、成田小、鬼柳小、いわさき小、上野中、南中の6校。多くは個人の寄贈によるものだ。 AED普及に努めている同市上野町の医師田村太志さん(45)は「イベントなど人が多く集まる場合はAEDを必要とする確率も高くなる。設置が進むまでの対策として意義ある取り組みだ」と話している。 AEDの貸し出し・協賛の問い合わせはフォルダ(0197・63・2359)へ。 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080527_13 もご覧ください。
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