http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20080510-OYT8T00710.htm 多治見市本町の陶料会社社長の加藤智子さん(69)が、「ドクターカー」1台を県立多治見病院救命救急センターに寄贈する。ドクターカーは、医師が事故現場や急病患者のもとに駆け付ける際に乗る一般車で、6月施行の改正道交法で緊急車両に追加された。 同センターの医師は5年ほど前から、医師の数が手薄になる年末年始に交代で市消防本部に泊まり込みを実施。救急隊員と一緒に救急車に乗車して出動する「年末年始版ドクターカー」を続け、市民から喜ばれている。 加藤さんは「救命率を高めるためには、手術器具や検査装置などを積み込んだ自前の車両で、現場にいち早く駆け付けることができるドクターカーの導入が一番」と、改正道交法の施行を心待ちにしている。 寄贈されるドクターカーは環境に配慮したハイブリッド車で、無線機を搭載。夜間は救命担当医師がドクターカーで自宅に待機する。緊急時に現場に直行できるため、到着時間が最大30分短縮できるという。同センター長の間渕則文医師(49)は「心肺停止状態の救命率は、1分遅れるごとに10%ずつ落ちる。医師自らが現場に急行し、救命医療を開始するので救命率は上がるだろう」と期待している。 医師が一般車で事故や災害現場に駆け付ける場合、救急車と違って信号や交通規則に従わなければならないため、到着の遅れが課題となっていた。ドクターカーはサイレンや赤色灯を設置すれば、緊急走行の際、赤信号の通過などが認められるようになる。 加藤さんはこれまで、市内の福祉施設に在宅サービス用のワゴン車や車いすなどを贈呈。毎年1月には、父の遺産1000万円を積み立てた基金で優秀な作家をたたえる「庄六賞茶わん展」を開催している。
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