沖縄県八重山地区などの優れた取り組みのニュースがありました。
私の知人で民宿花城さんもこの活動に最初から取り組まれています。石垣の方々は本当に皆さん立派な方だと思います。公共機関より民間の方々の先導によりAEDが普及された地域です。
2006年9月から石垣市消防本部が取り組み、推進している「AED設置」や「まちかど市民救急ステーション」。八重山では今年4月末までに石垣市に65カ所、73器、竹富町に22カ所、24器、与那国町に1器が設置されている。AEDの取り扱いを含む普通救命講習会の受講者も現在までに2000人を超えており、普及が広がっている。しかし、AEDが機能して蘇生(そせい)できる範囲も限られており、一般市民が万が一の際にはどういった対処をすればいいのか、AEDがどういった機能を持つのかを改めて見直し、啓発する必要がある。(多宇清盛記者)
AED(自動体外式除細動器)は心肺停止になった人に電気ショックを与えて正常な状態に戻す機器で、電源を入れ音声ガイドに従って操作するもの。医療従事者ではない一般市民も使用でき、近年、全国的に普及が広がっている。
全国で心停止で死亡する人は毎年約3万4000人。交通死亡事故が約5000人で火災による死亡が約2000人ということからも見て分かるように心停止による死亡は多い。
原因の心停止には(1)心室が細かく震え全身に血液を送ることができない状態の心室細動(2)心拍数が通常以上に多い心室頻拍(3)低酸素などによる無脈性電気活動(4)心臓の動きが全くない心静止―などの4種類に分けられ、心停止の原因の多くは心室細動によるもの。
AEDは、心臓の動きがある心室細動と心室頻泊には機能し、蘇生できる可能性もあるが、心臓の動きがない無脈性電気活動、心静止には機能せず同じ心停止だがAEDの適応外となる。
心静止は心停止の中でも最も蘇生できる可能性が低く、蘇生率もわずか数%。無脈性電気活動はAEDが機能しないものの胸骨圧迫(心臓マッサージ)、人工呼吸で蘇生できる場合もある。
八重山での心肺停止件数は2005年に35件、06年に49件、07年に57件と年々増加している。また、07年には実際にAEDが使用されて蘇生(そせい)する事例が7件あり、1件は民間によるものでいずれも完全社会復帰を果たしているが、心肺停止に陥った人が必ずしも全員助かっている訳ではない。
こういったことを含め、AEDの設置場所や市民まちかどステーションは多ければ安心というものではなく、万が一の際に対応するため、迅速な119番通報、そして救急隊や医師、AEDが到着するまでの適正な救急処置方法を知っておくことが大切だ。
八重山では、まちかどステーションやAEDの設置カ所について市役所のホームページで掲載するなど周知を図っており、市消防本部ではAEDが設置されている場所周辺の民家などを訪ねAEDの使用法、心肺蘇生法の周知に努めている。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/10984/
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