| 心臓の異常などで突然、心停止した時、救命に不可欠なAED(自動体外式除細動器)。全国各地の学校で普及が進む中、大阪市住吉区の私立帝塚山学院小では、4年生の授業の中で実践的な講習を行っている。 「AEDは水分を嫌います。汗はきれいにふき取って」――。帝塚山学院小の集会室。4年生のクラスを担任する磯部晋吾教諭(36)がAEDの使い方を話し始めると、子供たちは興味津々で聞き返してきた。 「プールサイドでも使えますか」「意識が戻ればどうすればいいのですか」 磯部教諭は「蘇生(そせい)には心停止からの4分間が大事だよ」などと専門的な言葉も交えながらテンポよく説明を進める。機器を扱う子供たちの表情も真剣そのものだった。 AEDは、心筋梗塞(こうそく)などで心停止状態になった人の心電図を自動的に解析し、電気ショックで正常な鼓動を取り戻させる器具。2004年からは医療従事者以外でも使えるようになったため、全国の学校でも普及が進み、文部科学省の調査では、06年度末時点で24・5%だった幼稚園から高校までの設置率が、07年度末には40%に達するとみられている。内訳は小学校35・4%、中学校58・2%、高校91・1%。大阪府は来年度から全府立高校で講習を授業に取り入れる予定だ。 磯部教諭も、夏の学校の恒例行事の臨海学校で万が一事故が起きた時に備え、応急救護処置のインストラクター資格などを取得。その過程で「救命活動ができる人のすそ野を広げたい」と考えるようになった。 そして07年4月、同小に3台のAEDが配備されたのをきっかけに、器械の使い方も含めて「救命処置」の授業を行うことにしたという。 今年1月から2月にかけて行った授業では計8コマを使って、人の身体の仕組みや人工呼吸、心臓マッサージの方法なども教えた。 「4年生になれば、少しぐらい難しい用語でもきちんと理解できるし、器械を使うこともできる」と磯部教諭。今後、私学団体の研修会などで報告し、賛同者を増やしたい考えだ。 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080307ur01.htm 帝塚山学院小学校さんの救命授業が下記のURLに掲載されています。 http://www.tezukayama.ac.jp/grade_school/topics/H20/20080130safe.html もご覧ください。 『モバイル心臓震盪から子供を救うの会』へはこちらからどうぞ
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