死に至る恐れもある心臓のけいれん(心室細動)が起こった際、電気ショックで正常に戻す医療機器「自動体外式除細動器(AED)」を備えた自動販売機が、仙台市の県営住宅に設置された。今月中にも稼働する。公営住宅へのAED設置は県内初。住民の急死を機に、周辺住民らが県や市に働きかけて実現にこぎつけた。 昨年3月、宮城野区の県営住宅の団地に住む70代の男性が、帰宅途中に団地の入り口で突然倒れ、死亡した。心臓発作だった。隣室に住む中林美和さん(37)は「昨日まで元気だったのに」と耳を疑った。 男性は娘夫婦と同居していたが、倒れたとき家族は外出中。住民が階段で倒れていた男性を見つけ、人工呼吸を行って救急車を待ったが、意識は戻らなかった。 「誰がいつ心停止になるか分からない。一人暮らしが多い県営住宅ではなおさら万が一に備えた医療機器が必要では」。中林さんは、近所の主婦らとAED購入をめざした。しかし、機器は約30万円。町内会の予算で賄えるものではなかった。ところが、調べるうちにAEDを備えた自動販売機があることを知った。 そこで、中林さんらは「市民の会」を作り、昨年9月に村井嘉浩知事らに設置の要望書を提出。その結果、県から自販機の設置認可が出て、自販機の管理会社との契約もまとまった。設置費用は管理会社が売り上げで賄うため町内会としての負担はない。中林さんは「町内会費も未納などで集まらない現状で、こういう形で公営住宅に普及していけば」と期待する。その後、他の県営住宅3カ所でも設置が決まったという。 心室細動は電気ショックを与えるのが1分遅れるごとに生存の可能性が10%低下するといわれる。心室細動に対応するAEDは04年7月、医療関係者でない一般人も使うことができるようになった。 http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000801160001
分譲マンションなどでは,AEDを設置した物件も出てきていますが,公営住宅にAEDが設置されるのは初めて聞きました。これからの集合住宅には,是非AEDを設置して住民の方々が講習会を受講されるように成って欲しいですね。
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