富山市でダンススポーツ選手権大会の競技中に倒れた男性が、偶然居合わせた救命士と大会関係者の手により無事退院されたという。 妻の母もダンスを行っているし友人の奥さんもダンスをしています。 改めてダンスでも起きるのかと驚きました。 それにしても大会で救護班を事前に準備されていたのは素晴らしいことです。会場にあったAEDと救護班を準備するという事前の安全配慮計画が実ったと感じました。
富山市の婦中ふれあい館で七日開かれた県ダンススポーツ選手権大会の競技中に倒れ、心肺停止状態となった中根安治さん(66)=東京都八王子市=が、居合わせた救急救命士や大会関係者らの素早い連携と処置で一命を取り留めた。普及が進むAED(自動体外式除細動器)が威力を発揮。十七日、入院先の済生会富山病院(富山市楠木)を退院した中根さんは「富山の人々や競技仲間のおかげ」と感謝している。 大会には全国から二百五十六組が出場した。中根さんは、長年ペアを組む妻の忠枝さん(62)と踊っていた。軽やかなステップを踏む中根さんの足が突然止まり、忠枝さんが「何してんのよ」と驚いて声を上げたのと同時に、床に倒れた。 中根さんの病状は、心臓の筋肉が不規則に震える「心室細動」。全身に血液を送る心臓のポンプ機能が失われ、発作から三−五分で低酸素脳症に陥って死を招くこともあるため、一刻も早い応急手当てが必要だった。 救護係として会場にいた氷見市消防本部消防長、干越(ほしこし)正則さん(58)が駆け寄ると、既に心肺停止状態。選手として出場していた愛知県の救急救命士の男性や、競技を見ていた看護師らと、心肺蘇生を始めた。競技長の笹山良子さん(58)=富山市本郷町=は、ホール入り口に備え付けられたAEDを取りに走った。 指揮を執った救急救命士がAEDの電極パッドを胸に当て、心室細動を確認。倒れてから二分後、電気ショックを与えた。干越さんが再び心臓マッサージを行うと、中根さんは目を開き、息を吹き返した。 「よかった」。周囲の人垣から声が上がり、拍手がわいた。 富山市消防局警防課の中野隆信副主幹(54)は「現場の素早い対処が良かった」と話す。済生会富山病院の主治医、原田大輔医師(28)は「AEDが普及していない数年前では、助からなかったかもしれない」と言う。 県医務課によると、AEDを置く県立施設は本年度、三十四カ所増えて計七十カ所。県教委のまとめでは県内小中学校の約九割と、すべての県立学校が備える。駅やホテル、企業など設置する民間施設も増えている。婦中ふれあい館では平成十七年十一月に導入した。 夫の退院に付き添った忠枝さんは「幸運と富山の人々の親切を感じている」としみじみと話した。 http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20071018/7793.html
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