心臓震とうの救命事例でいつも感じる事は、助かって良かった。 でも助からなかったらどうなるの?
先にも書いた様にピッチャーの子は、死球を投げたくて投げた訳では有りません。 ボールが当たり「ごめんなさい」という気持ちに成るでしょう・・・。 そして当たった子が、生死をさまよう事態に成ったら泣きたくなるだけ困ってしまいます。
誰でも心肺停止状態に成っている子供の命を救おうと考えると思います。 これは、とても自然な行為なのですが、その時ピッチャーの子供に対するケアもとても必要な事なのです。
自分が投げた或いは蹴ったボールで誰かの命が無くなったらもう一度投げたり、蹴ったりする事が出来るでしょうか? それが今まで自分が大好きで打込んでいたスポーツだとしたら・・・ とても辛く悲しい気持ちに成りますし目標を失う結果にも成るかも知れません。
相手が助かった場合でも恐怖心という物を拭い去るには時間が必要に成ってきます。 故意的にバットで胸を殴ったり拳で胸を突いたりした場合と訳が違いますからね。 子供には何にも罪は無いことですが、悩みの深さは本人しか判りません。 海外で起きたサッカーでの事故で「殺人シュート」と言われシュートを放った子が悩み苦しんだとも聞いています。
何が大切かと言うと「心臓震とう」が起きない対策を講じておく必要が有ります。 市販されている胸部保護パッドを着用させて安全に配慮するのと同時に万が一の事故が生じた時の対策として誰もが心肺蘇生術を使える事が必要です。 そして最後の手段としてAEDを備えて万全な体制で子供の活動を支援する必要が有ると考えます。
事故を未然に防ぐ為には、その場で考えられる安全対策と緊急事態が生じた時のフォロー体制を確立して行かなければ成りません。 誰がどんな役割で事故に対する対応を取るかが鍵に成って来ます。 応急手当をする人、救急車の要請をする人、救急車の誘導をする人、周りの子供のケアをする人、AEDを持って来る人と役割分担は限りなく有ります。 そういう役割分担の話し合いを事前に行わなくては成らないでしょう。
悔し涙・嬉し涙、熱心に応援されている保護者の方を見ますが、もう一歩踏み込んで考えて見て下さい。 万が一の時に自分の手で子供を守ろうとする「強い気持ち」と「救える技術」を身に付けて居れば、子供の夢や希望への最大の応援に繋がると思います。
皆さんで協力し合えば、心臓震とうも熱中症も必ず防げる事だと思います。
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