■9市町「天然記念物に」
■ナキウサギ保護 道教委調査 ――前回報告 不備裏付け
日本では北海道だけに生息しているナキウサギ(エゾナキウサギ)の保護について、道教委は関係市町村の意向調査結果をまとめた。25市町村が「生息している」と回答し、うち9市町が「天然記念物指定が必要」と答えた。道教委は一昨年、きちんと調べることもなく国に対し「地元に(天然記念物指定への)要望はない」と伝えて問題視されたが、今回の調査によって、その報告が実情とはほど遠い内容だったことが裏付けられた。
空知、上川、網走、日高、十勝の5支庁管内の92市町村を対象に昨年10月から調査をしていた。生息していると回答した25市町村のうち17市町村が「保護の必要がある」と答えた。
天然記念物指定の必要があるとしたのは、このうち夕張市、士別市、帯広市など9市町。「種」を指定するのか「地域」を指定するのかということも議論になっているが、「種指定がよい」とした自治体は2、「生息地」は3、「併用」3、「決めていない」1だった。
■悩む自治体も
これらの自治体に天然記念物指定に向けての取り組み予定を尋ねたところ、「生息状況の詳細な把握」「登山者にマナー順守を(すでに)呼びかけている」などの答えがあった一方、「専門的な調査ができる人や機関が少ない」という悩みを訴える自治体もあった。
 保護の必要はないと答えた自治体の理由としては、「国立公園の特別保護地区に指定され、すでに個体、環境等の保護が図られている」という内容が目立った。
道教委は調査結果について「大筋で保護の必要性があると受け止められる」とみている。
エゾナキウサギの天然記念物指定を巡っては一昨年、道教委が文化庁から「地元に指定の要望があるか」という問い合わせを受け、10市町に電話で調べた結果として、「積極的に指定する意向は聞かれなかった」という内容の報告をした。昨年になって、自治体側から「調査された覚えがない」といった声が出るなど不備がわかり、改めて調査を実施した。
■「違う結果に」
一昨年の回答趣旨と異なる結果となったことについて、道教委は「前回の聞き取り調査には適切とはいえないところがあり、違う結果になった。きちんと調査した今回の結果を文化庁に報告した」としている。
【ナキウサギが生息する市町村】
夕張市 士別市 南富良野町 日高町 浦河町 様似町 帯広市 上士幌町 鹿追町 (以上9市町は「天然記念物指定が必要」) 富良野市 上川町 東川町 美瑛町 上富良野町 置戸町 遠軽町 平取町 新冠町 えりも町 新ひだか町 新得町 中札内村 大樹町 足寄町 陸別町 http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000702130016
生きれる場所を作って行かなきゃ駄目です。
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