阪神大震災から12年目を迎える17日、警察官としては異例の救急救命士の資格取得を目指す京都府警の若手警察官5人が、京都市伏見区などで実施される府警総合警備訓練の中で、「がれきの下からの救助」を想定した訓練や講演に臨む。大震災で教訓となった「防ぎ得た死」をなくすため、休日に自費で専門学校に通う5人は「災害救助の原点といえる日に、これまでの勉強の成果を見せたい」と話す。
5人は、七条署の加古嘉信(32)、向日町署の前島武(30)の巡査部長2人と機動隊の中村英昭(29)、竹内章善(33)、水上達朗(28)の巡査3人。
神戸市出身の加古巡査部長は、学生時代に阪神大震災で被災した経験などから「警察官の救助活動にも医療知識が必要」と、救急救命士を目指して2004年に大阪市の専門学校へ通い始めた。後輩に当たる4人も刺激され、1年遅れで同じ専門学校で学び始めた。
6400人を超える犠牲者を出した阪神大震災では、救助の遅れで約1500人が死亡し、うち約500人は現場で優先的に治療を受ければ助かったとされる。こうした「防ぎ得た死」をなくそうと、17日の訓練で、中村巡査ら機動隊の3人が中心となり、倒壊家屋で足を挟まれ動けない被災者を助ける「がれきの下からの救助」に取り組む。
訓練には、災害医療に詳しい京都第二赤十字病院の医師も参加し、がれきの下で救助を待つ人に点滴投与や酸素吸入を行う。3人は救急救命士の勉強で学んだ知識を生かして同僚の機動隊員に指示し、圧迫された部位を急に解放することで死亡する「クラッシュ症候群」を防ぐ処置を施す。また、救助した人に後遺症がでないように脊椎(せきつい)を固定したつり上げ救助も行う。
加古、前島両巡査部長は勤務する警察署の訓練の中で、署員を前に講演する。阪神大震災を教訓に、尼崎JR脱線事故で治療に優先順位をつける「トリアージ」が実施された例など、進歩する災害救助を説明し、消防や医療機関と連携した救助の大切さを訴える。
普段は主にパトカーで管内を警戒している前島巡査部長は「災害救助の知識は、交通事故など日常の警察活動現場での救命率アップにも役立つはず」と話している。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007011600023&genre=K1&area=K10
やはり先陣を切って加古巡査部長さんがやってくれましたね。 加古さんは、昨年もセミナーなどで講演を行ったりと救命意識には非常に積極的な警察官として知られています。 【以前の記事です】「京都大規模災害救護勉強会」で活動する府警七条署の加古嘉信巡査部長(31)が11日、仙台市である日本集団災害医学会でこれまでの経験を発表する。同会は、警察や消防、医師ら救命救急に携わる者の横断的な勉強会として発足した。現職警察官が救命分野の学会で発表するのは極めて異例だが、加古さんは「互いに顔の見える関係が救命救急のレベル向上を生み出す」と訴える。【ここまで】 がれきの下の救助とはCMSと呼ばれる物です。下記を参照して下さい。 http://loveaed.blog31.fc2.com/blog-entry-28.html
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