【夕張】夕張市の成人祭は財政再建団体になるため助成金がほぼゼロになり、実行委員の熱意と全国から集まった寄付で七日の開催にこぎ着けた。市民会館の会場は晴れやかな笑顔で埋めつくされ、メッセージボードには決意や激励の文字が躍った。「金はなくても、まちは元気になるんだ」−。新成人だけでなく、地域の将来を心配する多くの市民も、催しの成功に一筋の希望の光を見いだした。
昨年までの成人祭は市役所主導だったが、今回は助成金がほとんど出ず、六人の新成人が中心となり、手探りで準備を進めてきた。こうした姿が報道され全国から寄付が集まった。
晴れ着やスーツ姿の出席者たちは、かつての同級生との再会に歓声を上げ、写真を撮ったり近況を伝え合ったりと、成人祭を楽しんだ。千葉県の大学で幼稚園教諭を目指す青木渚さんは「地元に残った人が頑張って、こんな楽しい会を開いてくれ、本当にうれしい。一生の思い出になります」と笑顔を見せていた。
会場には成人祭を応援しようと、メッセージボードも設置。「夕張大好き」「頑張ろう」「夕張はうちらにまかしとけ」など、多くの新成人が書き込んだ。
現在は東京都内の大学に通う伊藤竜也さんは「夕張に帰ってこよう」と書いた。伊藤さんは「今回、帰省すると、まちに音がなくショックだった。将来は夕張に戻り、再建のため何か役立ちたい」と力をこめてフェルトペンを握った。
「夕張市民の皆様、全国の皆様ありがとう」と書いたのは実行委員の専門学校生土屋美樹さん。「ささやかな気持ちですがと、お金を送ってくれるなど、多くの人たちの協力でこの日を迎えられました。ありがとうの一言です」と目を潤ませながら、一文字ずつ丁寧に書き込んでいった。
今回の運営費は二十万円程度で済む見通しで、残った二百万円以上の寄付金は余剰金として来年の開催資金に引き継ぐ方針だ。準備段階から成人祭を見守ってきた夕張商工会議所の小網敏男専務理事(59)は「最初は不安でしたが大成功です。熱意と工夫、みんなの協力があれば、お金がなくてもまちを盛り上げられることを、新成人に教えられた気がします。前向きな気持ちになれました」と目を細めていた。
<写真:思い思いに喜びを表して、記念写真に納まる新成人=7日午後4時40分、夕張市民会館> http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070108&j=0025&k=200701087497
北海道新聞には、上記の記事が掲載されていました。 毎年60万円を掛けていた成人式が、若者達が主催することで1/3の経費で納まっています。以後数年間は余剰金で成人式を開催できると思います。 商工会議所の小網敏男専務理事が仰っているように大人が新成人から教わった事が多かった成人式だったと思います。 財政破綻した夕張市も青年達の若い力で再び成人式を向かえ自立団体として運営して行って欲しいと思います。 やれば出来るという事は、この子たちが証明してくれた事だと思います。 この子達のようにあきらめない気持ちが必要だと思います。 同時にこんなに立派な考えを持った子供達を育てたご両親も偉いと感じる。 子は親の鏡なのですから・・・
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