「成人式をどうにかして!!」。北海道夕張市本町で昨年12月16日に催された大声コンテスト。今年1月7日の成人式で新成人代表を務める土屋美樹さん(19)はマイクへ思いをぶつけた。会場は共感の拍手で包まれた。「だって自分たちの年だけ成人式ができないなんて嫌だったから」
コンテストの数日前、市役所を訪れた土屋さんは愕然とした。市の財政破たんの影響で、例年は60万円だった式典の予算が「今年は1万円しかない」と担当者に告げられたのだ。不満は決意が打ち消した。「絶対に成功させる。来年も再来年も成人式はあるんだし」。アルバイト先のコンビニエンスストアに募金箱を設置するなどして資金集めが始まった。
土屋さんは夕張生まれの夕張育ち。市内の実家から栗山町の専門学校へ通い、介護福祉を勉強中だ。「夕張の人たちのために働きたい。ずっとここで暮らすつもり」と土屋さん。4月からは市内の高齢者介護施設で働くことが決まっている。
道立夕張高校卒業後、100人ほどいた土屋さんの同級生の8割近くが進学や就職のために市内を去った。だが、式典準備のために、旭川市や名寄市などに散らばっていた数人の友人が帰ってきてくれた。「やりたいことがここでは見つからなくて、外へ出て行く友達の気持ちはよく分かる。こうして帰ってきてくれればうれしいです」
式典の予算削減が報道されたことで、募金箱には11万円が集まった。市外からも多くの寄付が寄せられた。「液晶テレビを買うことをやめて寄付してくれた人がいるんですよ」と土屋さんは明かす。住民有志のカンパを合わせると、資金は60万円を超えた。
年の瀬が迫った昨年12月28日。土屋さんは市内の保育園で式典の看板を作っていた。「この文字は絶対に大きくします。一番に伝えたい気持ちだから」。作業を続ける土屋さんの周りには市外から駆けつけた友人がいた。市内外から集まったたくさんの募金があった。程なく完成した看板には青く大きな文字が書かれていた。
「ありがとう」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070104k0000m040073000c.html
今日のニュースで成人式の準備のために頑張っている青年の模様が放映されていました。 大人たちが行ってきた間違いのしわ寄せがこれから羽ばたく青年達に押し寄せています。 この子達が夕張を変えていっている事は間違いないと思う。 乱れる成人式が多い中、この子達は自分達で成人式を盛り上げる努力をしている。 とても素晴らしい事だと感じます。 私達、大人はこの子達の姿勢を見習う時期に来ている。 さじを投げずに協力し合って最後まで努力し続ける事が必要だろう!
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