不整脈で倒れ心肺停止状態になった瀬戸市の女性が、家族の迅速な救命手当てにより一命を取り留め、後遺症もなく回復している。女性は蘇生(そせい)までに約1時間40分かかったが、入院している公立陶生病院(同市西追分町)の医師は「1時間以上も心肺停止した後で、後遺症なく回復したケースは珍しい。家族の初期措置が命を救った」としている。
一命を取り留めたのは、同市西谷町の平岩麗子さん(59)。平岩さんは9月9日深夜、自宅で倒れ、心肺停止状態となった。近くにいた二女(32)の夫で岐阜県土岐市の会社員喜多村努さん(33)が、すぐに心臓マッサージを施し、救急隊が到着するまでの13分間、懸命に続けた。平岩さんは同病院に運ばれ、電気ショックなどの措置を受けて蘇生した。
喜多村さんは会社で定期的な救命講習を受けており「もし受講していなかったら何もできなかったかも」と話す。主治医の味岡正純医師は「家族の心臓マッサージによって脳に血液が流れ続け命が救われた。この措置がなければ意識が戻らなかった可能性が高い」と指摘している。平岩さんは年明けにも退院できるという。
瀬戸市消防署は、救命講習の出前講座などを行っている。 http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20061222/lcl_____ach_____013.shtml
|