【岐阜県】全国的に救急車不足が叫ばれる中、国が進める救急患者搬送の民間活用。高山市でも「民間救急サービス」が始まって1年がたった。飛騨地方で初めて、県内では岐阜市内に続く2例目としてスタートした同サービスの現状を探った。 飛騨地方で唯一民間救急を実施しているのは高山市国府町の「宮川タクシー」(通称・メディクス、松山篤夫社長)。高山市消防本部の認定を受け、2005年10月末に業務を開始した。 軽症患者の搬送や、寝たきりの老人の入退院など、緊急性の低い救急車利用に歯止めをかけようというのが、民間救急の目的だが、同社で約1年間で実際に利用されたのは11件にとどまっている。名古屋市内の病院から患者の家族の住む高山市内の病院への搬送など、いずれも利用目的は、入院患者を病院から病院に搬送する「転院搬送」だ。 なぜ利用が少ないのか。「問題の一つは、有料と無料の意識の違い」と松山社長は話す。同社の利用料は昼間で10キロ、30分まで約6600円、50キロ、2時間半まで約2万5000円だが、消防の救急車を呼べば代金を請求されることはない。松山社長は「救急車を呼んでも結局税金がかかる。心臓発作など一刻を争うときのために救急車が利用できるよう、それ以外の民間でできることは民間でやらなければ」と話している。 救急車の需要がとくに逼迫(ひっぱく)している東京都では、東京救急協会が「東京民間救急コールセンター」を運営。患者の家族や病院関係者などからの要請を電話で受け付け、加盟社に振り分けている。昨年4月のサービス開始から約1年半で約6000件の利用があり、件数の伸びも順調という。 岐阜市では1990年に市消防本部から認定を受けたタクシー会社1社が業務を行っている。月平均20件ほどの利用があるが、市内など短距離の転院搬送が中心で、同社では「採算はとれていない」と話している。 高山消防署管内では救急車の出動件数は一昨年が2970件、昨年が3248件と増加の傾向。都竹和雄署長は「救急車が足りずに出動できなかったことこそないが、現時点で患者をトリアージ(選別)することはできない。広い管内では、一度出動すると搬送に1時間半ほどかかる場合もあり、寝たきりのお年寄りの入退院など、緊急性の乏しいときは民間救急を利用してほしい」と呼び掛ける。 <民間救急> 一般にワゴン型の車両を使い、ストレッチャーや酸素ボンベ・マスクなどを装備。サイレンを鳴らして走ることはできない。「患者等搬送事業」の認定を受けたタクシー会社などが営業する。ドライバーは定期講習で心肺蘇生(そせい)法や搬送方法を学んでいる。10月1日現在、全国で認定を受けて業務を行っているのは424事業所。うち129事業所が東京都と大阪府に集中している。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061217-00000008-cnc-l21
利用者にとって見れば費用負担が掛からない救急車の方が良いと思うのだろうが、生死を争う事で救急車を必要としている人も居る。 民間救急サービスを知らない人が居ると共に福祉タクシーとの違いが余り判らない。 父の転院で何度か福祉タクシーを利用したが、転院の際に病院で車椅子を乗せれないなら福祉タクシーを呼ぶように求められた。また転院でも病院の救急車を予め出して下さる病院も有ったが、肺炎に成った時は消防署の救急車で病院搬送が行われました。 私達家族が救急車を呼んだのでは無く病院が救急車での搬送を依頼したケースです。 民間サービスが普及するためには、病院側の選択肢や説明も進まないと成りませんね。 それにプラスして行政機関でのPR活動が必要だと思います。
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