豊田市の中心市街地で14、15日に開かれた「挙母まつり」で、心臓発作のために倒れ、心肺停止状態に陥った男性が近くにいた人たちの協力で一命を取り留めた。男性を救ったのは、停止した心臓に電気ショックを与えて再び動かすようにする自動体外式除細動器(AED)。さまざまな施設で普及が進むAEDの効果を示したことになる。 関係者によると、事故があったのは15日午後5時15分ごろ、名鉄豊田市駅前(喜多町2)に差し掛かった山車の腕木を持っていた市内の会社員男性(46)が突然、倒れた。すぐ山車を止めて、氏子や祭りを見ていた人たちが様子を見たが、すでに呼吸は止まっていた。 たまたま祭りを見ていた人の中に、尾張旭市の女性看護師(63)がいた。看護師はすぐに心臓マッサージや人工呼吸を始め、男性は一度は息を吹き返したが、再び呼吸が止まった。看護師は「どこかにAEDはないの」と声を上げたところ、周りの人が約50メートル西のパチンコ店「ZENT駅前店」に備えてあることを教えた。 周りの人たちはすぐに店に飛び込んでAEDを借り、現場に戻って男性の体に装着、動かそうとしたところに救急隊が到着した。救急隊員はAEDを使い、そのまま病院に運んだ。病院に着いたのは男性が倒れてから15分後。それから15分を過ぎて男性は意識を取り戻した。その後、順調に回復しているという。 「とにかく助けなきゃという気持ちでした。覚えているのは倒れた方の隣でお子さんが『お父さん、お父さん』と必死で叫んでいたことだけ。私よりも、周りの皆さんの力です」と看護師は喜ぶ。 病院に運ばれた男性を治療した医師は「AEDばかりでなく、心臓マッサージをしたことなどが良い結果に結び付いた。しかし、今回のケースでも、市民がAEDを常備している所から、すぐに現場に運び込んだことが良かった」と話している。 AEDは昨年の愛・地球博(愛知万博)で救命効果が注目され、急速に普及した。市消防本部によると、AEDは市内の公共施設に107台が設置され、店舗など人が集まる場所やマンションにも設置する動きが広がっている。合わせて年間5000人以上が使い方の講習を受けている。 http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20061020/lcl_____ach_____005.shtml
助かって良かったです。 看護士さんの行動も立派ですが、パチンコ屋さんにAEDが有る事に気付かれた方も立派です。 AEDを直ぐに貸してくださったパチンコ店「ZENT駅前店」の方も立派・・・周りの方々、皆さん素晴らしい方々だと思います。
近くにAEDが有っても使用できなかったケースも有りましたが、このケースは、偶然その場に居た方がAEDという物を知っていた事で人命救助に繋がったと思います。 AEDに対する意識の違い!倒れた人の横に居合わせた人の意識の違い! 余りにも対照的な事例が二つ重なったと感じます。
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