以前にもご紹介しましたが、北海道新聞社のコラムに『獣医さんのこぼれ話』というコラムがあります。以下は、今年の9/21に奥山博之先生が書かれたコラムです。
毎年、秋になると地域の中学校から「職場体験学習」の依頼が来ます。これは中学生が半日から二日間、実際に働くことを通して、学ぶ機会です。当院では、動物の病気などの話を聞いたり、入院している動物たちの世話などを行ったりします。 ある年、五人の中学生が体験学習にやって来ました。最初はそれぞれから、質問が続きました。「どうやったら獣医さんになれるのですか?」と言う普通の質問から、「年収はどれくらい?」「休みはどれくらい取れるのですか?」などのややシビアな質問まで、さまざまです。 その後、実際に動物たちに触れてもらいます。捨てられて運び込まれた子犬がいたので、皆に子犬の世話をしてもらうことにしました。ところが、一人の男子生徒だけが触れようとしません。「どうしたの?」と聞くと、「犬が怖くて触れない」と言うのです。「じゃあ、少しずつでいいから、なでてみようよ」と語りかけました。 最初は頭から、しばらくしてしっぽ、そして手足、最後に背中と触れていくうちに、彼の表情が恐る恐るから笑顔に変わっていきました。翌日には、ちゃんと子犬を抱きかかえてミルクを与えられるようになりました。特に印象に残ったのは、その生徒がミルクをやりながら「たくさん飲まないと、元気に育たないぞ」と子犬に語りかけ、いとおしそうに抱いている姿と、その時に見せた笑顔でした。 アレルギーなどの理由でどうしても動物に触れることのできない子供もいますが、動物たちを通して子供たちに「命の尊さ・命の大切さ」や「思いやる心」を教えてあげるのも獣医師としての大切な使命です。 http://davessa.hokkaido-np.co.jp/contents/animaldoc/animal20060921.php
私は、この奥山先生のコラムを読んでとても感動しました。 犬に恐怖心を持っていた子が子犬の事を思いやり声を掛けながらミルクを飲ませる・・・ こうした事が今の教育現場には、最も大切な事だと思います。 そして先生や生徒・保護者、双方に言える事じゃ無いかとニュースを見ながら感じてました。
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